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商船三井CVC (MOL PLUS) が環境エネルギー領域スタートアップAtomis社へ出資

弊社が共同検討を実施する株式会社Atomisへの株式会社MOL PLUSの出資に関するプレスリリースが発表されました。

 

商船三井CVC (MOL PLUS) が環境エネルギー領域スタートアップAtomis社へ出資
~新素材MOFを活用し、新たな価値を創出~

株式会社MOL PLUS(代表:阪本拓也、本社:東京都港区、以下「MOL PLUS」)は、MOF(Metal-Organic Frameworks:金属有機構造体、註2)を活用した新機能材料を開発する株式会社 Atomis(本社:京都府京都市、代表取締役 CEO:浅利大介、以下「Atomis」、読み:アトミス、註1)に出資することを決定しました。

Atomisは、「気体を自在に操り、人に驚きと感動を与える新たな価値を提供する」をビジョンとし、高品質・低コストで MOF を製造する独自の合成法を有し、MOF を用いたアプリケーションの普及により、市場に新たな価値を提供することを目指しています。

MOL PLUSは、Atomisが社会実装を目指す『環境事業(CO2分離変換)』『エネルギー事業(次世代高圧ガス容器CubiTan®)』での事業成長に貢献します。商船三井グループとの業務提携についても積極的に推進する方針であり、今回の出資に際し、「商船三井テクノトレード株式会社」と“船舶等輸送モードでの水素の利活用及び船舶向け水素サプライチェーン構築におけるMOFの利活用に関する共同検討”を行うことに合意しました。

MOL PLUSは、今後もスタートアップ企業への出資や協業を通じ、スタートアップ企業が持つ斬新なアイデアやテクノロジーと商船三井グループがもつリソースに相乗効果を生ませ、『海運業と社会に新しい価値をプラスする』、新規事業の創出を目指し続けます。

(註1) 出資先概要

会社名 株式会社Atomis
代表者 浅利 大介
設立 2015年2月
所在地 京都市
資本金 5億3,199万円 (資本準備金含む)
事業内容 1) 次世代多孔性材料 PCP/MOF の開発及び製造(マテリアル事業)
2) CO2分離変換によるカーボンリサイクル(環境事業)
3) 次世代高圧ガス容器による既存インフラ変革(エネルギー事業)
ホームページ https://www.atomis.co.jp/

 

(註2) MOF(Metal-Organic Frameworks:金属有機構造体)について
MOFは、多孔性配位高分子(PCP)とも呼ばれ、微細で均一なサイズの孔が無数に空いている物質です。(MOF 1グラムにサッカーコート1面分もの表面積があります)。
金属イオンと有機配位子の組み合わせで孔の大きさや性質を自由に操作でき、ガスや低分子化合物を特異的に吸着させ、分離・合成・触媒・イオン伝導・電気伝導・ドラッグデリバリー等の様々な機能を付加することができます。

このような特徴を活かし、従来よりも軽量・低圧で物質の貯蔵が出来たり、CO2の分離・変換に活用できたりする等、環境エネルギー領域を初めとする幅広い産業に貢献できる材料として期待されています。

 

 (出典:Atomis社)

【本件に関する問合せ先】
商船三井テクノトレード株式会社
新規ビジネス推進室 environment.s@motech.co.jp

以上

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