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燃料供給船を「テクノエース」と命名 ~国内バンカー船初の「内航船省エネ格付け」最高評価の5つ星を獲得~

商船三井テクノトレード株式会社(東京都千代田区神田錦町2-2-1 代表取締役社長 八田 宏和、以下「当社」)が発注し、本瓦造船株式会社(広島県福山市鞆町後地242-1代表取締役社長 本瓦 誠)が建造中の燃料供給船(バンカー船、以下「本船」)の命名・進水式が、12月18日に行われました。当社の「海事分野を中心に、環境・安全ビジネスでNo.1の技術商社を目指す」というビジョンを象徴する船として、本船を「テクノエース」と命名しました。

 

「テクノエース」は、省エネ船体開発により、その優れた環境性能から、国土交通省が認証する「内航船省エネルギー格付け制度」において国内バンカー船では初の最高評価5つ星を獲得しました(*1)。また省エネバルブ・フィン舵(*2)を搭載することで燃費削減をはかり更なる省エネ効果を追求します。一方、接舷時の安全性を高めるため、燃料供給船STS係船システム(*3)を開発、本船に装備しております。

本船は今後艤装工事を経て、2022年3月に竣工、同年4月に東京湾で就航を予定しております。

 

なお、命名・進水式開催にあたり、当社は地域社会とのふれあいの一環として、福山市近辺の子ども達を対象に造船教室を開催し(*4)、海事産業の魅力を発信しました。式典では、広島県立福山誠之館高等学校 音楽部 吹奏楽団によるブラスバンド演奏が行われ、本船の新たな門出に彩りが添えられました(*5)。

 

当社は、環境・安全ビジネスを通して、地域社会への貢献をはかり、あらゆるステークホルダーに付加価値を提供し続けてまいります。

 

(*1)2021年1月28日付プレスリリース「燃料油供給船(バンカー船)国内初、内航船省エネ格付け最高評価を取得」をご覧下さい。https://www.motech.co.jp/information/1299/

(*2)2020年7月9日付プレスリリース「省エネバルブ・フィン舵を共同開発 ~プロペラの旋回流を回収し、GHG削減へ~」をご覧ください。https://www.motech.co.jp/information/877/

(*3)電磁石の利用により、給油船の相手船への接舷を補助する装置。喫水の変化にも対応し接舷時のホーサーによる乗組員の受傷事故防止の為、当社と本瓦造船株式会社の2社で共同開発しました。(特許申請中)

    日本宇宙少年団 福山南ローズスター分団の子ども達へ造船教室を開催

 

    広島県立福山誠之館高等学校 音楽部 吹奏楽団によるブラスバンド演奏

 

 

     400名を超える地域の人々に見守られ、進水したテクノエース

 

◆テクノエース概要

総トン数   約347トン

積載量   約 710KL

全長       約49.83メートル

全幅       約9.2メートル

喫水       約4.1メートル

航海速力 10.5ノット以上

主機関    ヤンマーパワーテクノロジー社製 6EY-22 出力735KW

 

本件に関するお問い合わせ先:03-6367-5361

商船三井テクノトレード株式会社 燃料部(担当:西山)

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